10月12日(火)   山梨県


ニョーボ   「ねぇねぇ!そろそろまたヒメマス釣りに行くの?」

かぶちん  「え?なんで?」

ニョーボ   「だって春とか秋とか良く行ってたじゃん!」

かぶちん  「うん・・・秋の解禁は始まってはいるんだけどね・・・」

ニョーボ   「じゃ、また行くんだね!?」

かぶちん  「うん・・・でも、いっぱい釣ってきてもウチの家族は誰も食べないじゃん・・・食べたい?」

ニョーボ   「え?う・・・うん・・・た・・・食べたい!かな?・・・っていうか飽きた(^^ゞ」

かぶちん  「でしょ?行っても意味ないじゃん!」

ニョーボ   「あのね・・・ワタシが行ってみたいの!」

かぶちん  「ヒメマス釣りに?」

ニョーボ   「うん!」

かぶちん  「なんで?」

ニョーボ   「深い意味は無い!」

かぶちん  「じゃ、今度の平日の休みの日に行ってみるか?」

ニョーボ   「うん!行く行く!」

かぶちん  「朝・・・早いよ?」

ニョーボ   「大丈夫!起してくれれば!」

かぶちん  「・・・・・」

ニョーボ   「きっとなんとかなる!」

かぶちん  「・・・っていうか、オマエ釣りにハマってきただろ?」

ニョーボ   「ううん!そんなことないよ!」

かぶちん  「にやり」

ニョーボ   「え?」

かぶちん  「い、いや、なんでもない・・・(^^ゞ」

   いざ出船!

かぶちん  「オマエ、途中でトイレ行きたいとか言う?」

ニョーボ   「うん!たぶん言う」

かぶちん  「ボートから出来る?」

ニョーボ   「出来る訳ねーだろっ!」

かぶちん  「やっぱし(^^ゞ」

ニョーボ   「ワタシはこれでも女だよ!?」

かぶちん  「はいはい・・・」

ニョーボ   「トイレって言ったらすぐに岸に戻らないと垂れ流すよ!」

かぶちん  「はいはい・・・じゃ、比較的に近いポイントの方がイイね!」

ニョーボ   「だね!」

かぶちん  「でも遠い方のポイントが釣れるんだよなぁ・・・」

ニョーボ   「え?」

かぶちん  「いや、後はオマエの腕次第だな・・・って」

ニョーボ   「二の腕には自身はあるよっ!」

かぶちん  「はいはい・・・」

   やっぱり、さっぱりな状態・・・

ニョーボ   「釣れないよ?」

かぶちん  「だから対岸近くのポイントがイイって言ってるじゃん」

ニョーボ   「そこに行こうよ!ココは釣れないよ」

かぶちん  「だから、そっちまで行っちゃうとトイレは凄く遠くなるんだよ!?」

ニョーボ   「対岸にはトイレは無いの?」

かぶちん  「ない!」

ニョーボ   「じゃココでいい」

かぶちん  「・・・・・」

   さっぱりなまま一時間半経過・・・

ニョーボ   「なんだかヒメマスって釣れないね」

かぶちん  「だろ!」

ニョーボ   「ヒマだよ」

かぶちん  「って、言われても・・・」

ニョーボ   「何する?」

かぶちん  「はぁ?」

ニョーボ   「だってヒマでヒマでつまんないんだもん・・・」

かぶちん  「こんな湖の上のボート上で釣り以外に何するんだよ!」

ニョーボ   「せっせっせのよいよいよい・・・」

かぶちん  「せっせっせのよいよいよい・・・」


かぶちん・・・人生初のボート上の「せっせっせのよいよいよい」


かぶちん  「訳わからんよっ!」

ニョーボ   「へへへ!」

かぶちん  「ってか、エサでもつけ替えたら?」

ニョーボ   「なんで?さっき付け直したよ」

かぶちん  「たぶんもう無いよ」

ニョーボ   「かぁ〜・・・もう取られちゃったんだね」

かぶちん  「ちがうよ・・・」

ニョーボ   「じゃなんで?」

かぶちん  「仕掛けを上げてみれば判るってば」

ニョーボ   「ほいほい」

   イクラはどぉなってるんだろ〜?

ニョーボ   「ねぇ・・・」

かぶちん  「ん?」

ニョーボ   「トイレ・・・」

かぶちん  「ええっ?もぉ?」

ニョーボ   「うん・・・」

かぶちん  「だってまだ二時間も経ってないし、一匹も釣れてないのに?」

ニョーボ   「しょーがないじゃん!」

かぶちん  「ボート屋のおばちゃんが勧めるお茶をガバガバ飲んじゃうからだよ」

ニョーボ   「やっぱし?」

かぶちん  「やっぱしじゃねーよ!」

ニョーボ   「ボート屋にレッツゴー!」

かぶちん  「レッツゴー!とか言ってんじゃねーよ!死語だぞそれ!」

   トイレ待ちの図・・・

ニョーボ   「よしっ!」

かぶちん  「何が?」

ニョーボ   「スッキリしたってこと!」

かぶちん  「あのさ」

ニョーボ   「え?」

かぶちん  「ここまでトイレの話題しかしてねーよな?」

ニョーボ   「だね!」

かぶちん  「その辺の所をもう少し考えてのチャレンジだったんじゃないの?今回のボートのヒメマス釣り」

ニョーボ   「まぁ気にするなって!さぁ!釣るぞぉ!」

かぶちん  「はいはい・・・」

   途中のコンビニで買って来た朝ごはん用の「のり弁」

ニョーボ   「おいしい?」

かぶちん  「いや、冷たいから、あんまり・・・」

ニョーボ   「じゃワタシが食べてあげよっか?」

かぶちん  「いいよ」

ニョーボ   「んなこと言わないでちょっと食べさせてみん!」

かぶちん  「オマエ、自分のを食えよ!」

ニョーボ   「もう食べちゃった!」

かぶちん  「はぁ?」

ニョーボ   「だってオニギリとパンを一個づつだったからあっという間で・・・(^^ゞ」

かぶちん  「もっと買ってこいよ!ってか、女の人ならそれでも十分じゃないのか?」

ニョーボ   「食欲の秋って言うしね!(^^ゞ」

かぶちん  「はいはい・・・」


かぶちん  「おい!のり弁食ってる場合じゃねーぞ!お前のサオ引いてるぞ!」

ニョーボ   「え?え?え?」

かぶちん  「そっちのサオだよ!」

ニョーボ   「キャ〜!ホントだ!」

かぶちん  「いや、見て騒いでないで巻いてくれ・・・頼むよ」

   本日初のヒメマスはニョーボのサオに・・・

ニョーボ   「おお〜!二匹付いてるのが見えてきた〜!」

かぶちん  「うん!ゆっくり、ゆっくり!」

ニョーボ   「え?え?え?なんだかでっかい魚が後から付いて来てるけど何っ!」

かぶちん  「うん?どれどれ?」

ニョーボ   「あ゛あ゛〜〜〜!ワタシのヒメマスを一匹食われたぁ〜〜〜!」

かぶちん  「ははは、バスに横取りされた!」

   一匹になってしまった・・・

ニョーボ   「くそぉ〜〜〜!」

かぶちん  「まぁ、しょうがないさバスも食欲の秋でハラ減ってたんだろ」

ニョーボ   「弱肉強食の世界だね!」

かぶちん  「う〜ん・・・今一つピンと来ない発言だけど・・・」

ニョーボ   「そんな感じのシーンだったでしょ?今のは!」

かぶちん  「はいはい・・・」

   でも、まぁ、とりあえずは一匹ゲット!しかしワカサギサイズ(^^ゞ

ニョーボ   「なんだか活気づいてきたねぇ〜!」

かぶちん  「そおか?」

ニョーボ   「だってこの魚探?のココん所になんだかいっぱい写ってるよ?」

かぶちん  「だったらそこに仕掛けを合わせるんだよ!」

ニョーボ   「ふぅ〜ん・・・」

かぶちん  「それが釣果を伸ばすコツなんだよ!」

ニョーボ   「へぇ〜」

かぶちん  「へぇ〜、じゃねぇよ!」

ニョーボ   「ちょっと熱くなってきたから上着脱ぐ!」

かぶちん  「・・・・・」

ニョーボ   「ちょっとそっちの袖を引っ張ってくれる?」

かぶちん  「はぁ?自分でやれってば!コッチはその水深に仕掛けを合わせてるんだよ」

ニョーボ   「ああっ!ワタシのサオが引いてるっ!袖は後でいい!」

かぶちん  「・・・・・」

   ほぉら〜!今度はデッカイよ!

かぶちん  「なんだかさ・・・」

ニョーボ   「なになに?」

かぶちん  「お殿様みたいな釣りになってるよね?」

ニョーボ   「それを言うならお殿様じゃなくて、お姫様でしょ」

かぶちん  「はいはい・・・言わなきゃよかった・・・」

   これがお姫様が釣った一番大きいヒメ様

ニョーボ   「そろそろ帰る?」

かぶちん  「ええっ?もぉ?まだ12時前だよ?」

ニョーボ   「だってあんまり釣れないし、トイレに行きたいし」

かぶちん  「またトイレかよっ!」

ニョーボ   「てへへへ」

かぶちん  「・・・・・」


とっとと片づけて帰還・・・


ニョーボ   「ねぇねぇボート漕ぐのって難しい?」

かぶちん  「いや、別に・・・」

ニョーボ   「ワタシにちょっとやらせて!」

かぶちん  「はぁ?急いでトイレに行きたいんだろ?」

ニョーボ   「うん!我慢して漕いでみる!」

かぶちん  「・・・・・やっぱし良くわからんよ」

ニョーボ   「はい!チェンジ、チェンジ」

   今どっちに進んでるの?状態

ニョーボ   「左手に力が入らなくて右にばっかり行っちゃうよぉ〜」

かぶちん  「じゃ、右手の力を少し抜いたらいいんじゃないの?」

ニョーボ   「ああ〜、左に行っちゃうってば〜」

かぶちん  「・・・・・」


かぶちん  「あのさ」

ニョーボ   「え?」

かぶちん  「交代!」

   マ・メゾン・・・ここに来てみたかったんだよねぇ〜!

ニョーボ   「若い時から一回来てみたいと思ってたんだ」

かぶちん  「あれ?前に一緒に来なかったっけ?」

ニョーボ   「連れて来てもらってねーよ!誰と来たんだよっ!」

かぶちん  「ははは(^^ゞ」

   店の雰囲気はヨシ!です

ニョーボ   「なんにする?」

かぶちん  「安いのでいいんじゃねーの?」

ニョーボ   「じゃ、ランチのコースでいい?」

かぶちん  「はいはい」

ニョーボ   「ワタシはオムライスのコースにするから、アンタはパエリアのコースね」

かぶちん  「え?なんでオレはパエリアなの?」

ニョーボ   「ワタシがオムライスとパエリア食べてみたいから」

かぶちん  「はいはい・・・」

   オムライス&海老フライ

ニョーボ   「おいしーねー!」

かぶちん  「そーかぁ?」

ニョーボ   「じゃ、そっちを食べさせてみて?」

かぶちん  「はいはい・・・」

ニョーボ   「うん、おいしい!」

かぶちん  「あれ?オレにはオムライスは?」

ニョーボ   「え?もうないけど」

かぶちん  「・・・・・」

   コーヒーとデザートは美味しかった

ニョーボ   「また来たいね!」

かぶちん  「うん!一人でね」

ニョーボ   「あ?」

かぶちん  「いや、2人で・・・」

ニョーボ   「でしょ」

かぶちん  「はいはい・・・」

   帰ってからの釣った魚の下処理・・・

あ・・・

スイマセン・・・

これは先週、スーパーで安かったサンマです(^^ゞ

帰って来るなり疲れでぐったりしてしまって

写真は撮りませんでした(^^ゞ


結果は2人でヒメマス15匹という貧果でした(TOT)

ボート屋のご主人も「あまり釣れてないですし、バラシも多いみたいですよ」と、朝一番の開口・・・

まぁ、今回は釣果を気にしないで挑んだ釣りだったので・・・


やっぱり・・・

各ボートにトイレを設置してもらわないとダメだな・・・

と、感じた今回の釣行でした(^^ゞ

おのろけ状態みたいになってしまった釣行記・・・スイマセンでした


戻る
inserted by FC2 system